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11月18日 舞台 モールス

 11月13日〜12月6日(全28公演) 東京グローブ座12月9日〜13日(全7公演) シアターBRAVA!で行われた舞台モールス。その11月18日の公演を観劇した際の感想をつづっている。

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 幕が開くと12歳のオスカーが目の前にいて一気にお話の中に吸い込まれた。オスカーの心は透き通ってるのに外の世界の愛嬢がゆがみすぎててどうしてそんな風にしか愛情を表現出来ないんだろう。って苦しくて苦しくて涙が止まらなかった。そんな中でもエリとオスカー2人のシーンはほんのりとあったかくてキラキラしてたんだ。この作品「約束」「愛してる」っていう言葉の意味を考えらせられるものであった。

「約束は嫌いだ」(エリ)

約束を極端に嫌がるエリ。あした、次の瞬間、何が起こるかわからない世界を生きてきたエリにとって未来への約束ほど怖いものはないんじゃないだろうか。そんなことを考えたシーンだった。

「君を愛してるんだ」(ホーカン)

ホーカンが振り絞った言葉。ホーカンの愛は凄く必死で一方的なような気がした。愛ってこんなに影のあるものだったけ?こんなに報われなくて苦しい愛があるなんてと衝撃が走った瞬間。

いじめっ子ヨンニのオスカーをいじめる気持ち。オスカーをいじめることでしか自分を表現できない苦しさ。改心しようとしているところに現れる兄という存在。

オスカーママはほんとにオスカーを愛してるんだけど愛し方と愛の表現の仕方が分からなくなってしまっていた。苦しんでいた。

 ミッケはオスカーの親友なのにいじめる側にいることで自分を守らなくちゃいけない表情が切なくて小中学生の時ってそうだったよな。って自分の学生時代を思い出した。

 体育の先生おもしろかった。せつなくて悲しいシーンが多い中たくさん笑わせてもらいました。良くも悪くも普通の大人。普通の人。オスカーのなんでなんで攻撃にたじたじだった。 

終始望くんオスカーの目に光が宿る瞬間と光が消える瞬間があってハッとさせられた。

 オスカーとエリの「うん!」は全部意味が違って。切なくて。あったかくて。心臓が「ぎゅーん」となった。

 

とっても素敵な作品だった。目で見て楽しむ作品というよりは心で見るっていう印象で人によって感じ方にものすごい幅があるんだろうなと感じた。